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zoom RSS 「明るい夜」が自然に及ぼす影響

<<   作成日時 : 2010/04/15 12:25   >>

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地球温暖化、大気汚染、水質汚染のように頻繁に取り上げられることもなく、認知度も低い環境問題に「光害」というものがあります。
「公害」と区別するために、「ひかりがい」と呼ぶことが多いようです。

この「光害」とは、一晩中消えることのない街のネオン・照明などの過剰な光、大気汚染や気象条件の変化などによって作り出された「明るい夜」がもたらす害のこと。
よく言われるのが夜空が明るすぎるため星が見えなくなってしまう、天文台での天体観測に影響を及ぼすということですが、公害がもたらす被害はさらに広範囲に及んでいます。

電力エネルギーの無駄遣いを思い浮かべる方が多いかもしれません。
それに加えて、過度な夜間照明は、水稲等の農作物の生育不良、ウミガメ・鳥類等の野生生物の成育に影響をもたらすと言われています。
(1) 植物への影響
●実害の報告例
・路上の水銀灯によって、夏の農作物(スイカ等)の生育が悪い
・コンビニエンスストアに隣接する水田の稲の生育不良
・ゴルフ場、スポーツ施設のナイター設備による稲の生育不良

●街路樹
街路灯を樹木、植栽の近くに設置すると、その光が樹木の生育・落葉期の遅延などに影響を
及ぼす可能性がある。街路灯などにより落葉期が遅れると樹木の体力の低下に結びつくことが
あるとともに、冬になっても緑葉を残していたり、落葉が不均一になることにより、清掃など
の管理に手間がかかる問題なども考えられる。

●実害の報告例
100Wメタルハライドランプによる足下灯により、ツツジの葉が無くなっている事例を示す。

(2) 動物への影響
不適切な屋外照明などが、家畜・家禽の生体リズムや代謝機能を狂わせ、生産機能の低下や
動物の異常行動を引き起こすことが考えられる。周辺に家畜などの動物が存在する場合は、動
物の習性を配慮する必要がある。

●ウミガメ
道路照明や自動車のヘッドライトは、アカウミガメの産卵・ふ化後の子ガメに影響を及ぼす。
八田らは、道路照明のような固定された光は、親ガメより子ガメに対する影響が大きく、ヘッ
ドライトなどの動く光は、子ガメよりも親ガメへの影響が大きいことを明らかにしている。ア
カウミガメの産卵地点では、照度レベルとともに、動く光を見せない工夫などが必要である。

引用元:環境省HP 植物への影響
現在の日本では、照明による動植物への影響に関してごく限られた種に対する研究報告がなされているのみであり、上記の例は研究報告がなされている一部の事例が挙げてあるだけです。
実際にはさらに多くの動植物が、光害を受けてストレスを感じていると考えられます。

昼は明るく、夜は暗くというのが本来の自然のリズム。
動植物は、昼間、日光の光を浴び(植物は光合成を行い)、夜は休むというサイクルをもっています。
それが一晩中人工的な灯りを浴びるというのは、眠りたいのに眠れないようなもの。
たとえ森林伐採をしなくても、植物はどんどん弱り、その果てには枯れていってしまうでしょう。

ライトアップされた都会の夜景は確かに美しくロマンチックですが、その光が自然に及ぼしている影響も忘れずにいたいものです。
そして光害を防止する運動や、光を緩和する対策も起きていますので、できることから協力するのもいいかもしれません。

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